雨降ったり、放射冷却などで雪の地盤ができ
その上に雪が降るとどんな状態か見分けがつかない。
雪崩れ注意報が出てても山登りやスキーヤーには、関係ない!
https://mainichi.jp/articles/20210315/k00/00m/040/034000c
毎日新聞 2021/3/15 10:41(最終更新 3/15 10:57) 504文字
(出典 cdn.mainichi.jp)
雪崩が発生し、登山客が巻き込まれた北アルプス乗鞍岳の現場=長野県松本市で2021年3月14日午後1時19分、本社機「希望」から
14日午前10時ごろ、長野県松本市の乗鞍岳で雪崩が発生し、「何人かが巻き込まれた」と119番があった。県警によると、登山客ら5人が巻き込まれ、滋賀県野洲市の自営業、戸田尚哉さん(49)が死亡した。一緒に登山中だった同県の40代男性2人が軽傷。残る2人は別のグループで、けがはなかった。
長野県警や松本広域消防局などによると、雪崩は標高約2400メートルの位ケ原周辺で発生し、斜面が幅200メートル、長さ300メートルにわたって崩れた。固まった雪の上の新雪の層が崩れる「表層雪崩」が起きたとみて、詳しい状況を調べている。
現場近くで登山をしていた男性(56)によると、5人が巻き込まれた後、周囲にいた20人ほどの登山者らがすぐに救出作業を進めたという。男性は「自分の足元にも雪崩が迫っていた。思い出すと怖い。前日降った雪が崩れたのだと思う」と話した。
長野地方気象台は14日、乗鞍上高地地域に雪崩注意報を発令していた。乗鞍岳付近は13日に30センチ以上のまとまった雪が降り積もったため、雪崩の危険性があったという。乗鞍岳は北アルプスの南端で、長野と岐阜県境にある。【武田博仁、皆川真仁、井川加菜美、島袋太輔】